11月18日/稽古in 東京

月見の里学遊館事務局

2011年01月30日 13:56

報告が遅くなりましたが、袋井でのコーラス稽古と同時に
東京ではフロントキャストの稽古も行われています。
11月18日、東京・荻窪での初顔合わせの模様をお知らせいたします。

演出の大岡淳さん、音楽監督の港大尋さん、トゥリーモニシャ役の佐山花織さん、
トゥリーモニシャの母役の稲葉良子さん、父役の木村‘HIRO’洋幸さんをはじめ、
開発彩子さん、横山央さん、そしてVOJAの吉澤康太さんが一堂に会しました。
残念ながら亀渕友香さんはご都合がつかず欠席されました。

今回はオリジナルの楽譜とテキストをアレンジして上演します。
稽古を進めながら、個々の役者の性格および声域に応じて、アレンジを進めていくため、
今日のところは、テキストの第一稿訳のホン(台本)読みをしました。











見事なアレンジを進める音楽監督の港大尋さん。












奥から演出の大岡淳さん、トゥリーモニシャの母役の稲葉良子さん、
ルーシー役の開発彩子さん


ホン読みの前には、大岡さんからゴスペルオペラ『トゥリーモニシャ』を
演出するにあたっての決意表明が20分ほどありました。

アメリカ南部に生まれた黒人作曲家であるスコット・ジョプリンは、
ジャズ誕生前夜の音楽“ラグタイム”を数多く作曲して人気を博しました。
しかし、彼は終生、ヨーロッパの芸術音楽、いわゆるクラシック音楽に憧憬し続けました。
いわばそれは憧れであると同時に、音楽的には辺境の地であるアメリカで
黒人として生まれたことへのコンプレックスでもあったのです。

大岡さんは、大きな時代の潮流の中にあって、そのメインストリームに抗うことで自己表現することよりも、
あえてその大きな流れの懐に入り込み、いかにオリジナリティを出すことができるかということに興味があり、
そこに自らとジョプリンを重ねてみたくなるというような主旨を熱弁されました。

まだ稽古は始まったばかり。いったいどんなステージになるのか、予想もつきません。


(ポンちゃん)

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